【自閉症、知的障害の子育て】障害をカミングアウトしてわかったこと、感じたこと

こどもの障害(自閉症、知的障害)をカミングアウトしてわかったこと、感じたこと 自閉症・発達障害
こどもの障害(自閉症、知的障害)をカミングアウトしてわかったこと、感じたこと


わたしの子供は自閉症で知的障害も伴っています。

それをカミングアウトするまでの過程や、
カミングアウトして思うこと、
周りの反応などわたしが感じたことをお伝えできたらと思います。

子供が小さい頃は、見た目は普通なのです。

なので、黙っていれば周りには障害があるとは
わからないのではないかと思ったり、
やっぱり言った方が自分の気持ちが楽になるのかなと思ったり。

周囲へのカミングアウトをするかしないかで随分悩みました。

同じ悩みを持つママ、パパの参考になればと思います。


療育施設から地域園に移るとき、初めてカミングアウトを考える

わたしの子供は、
年少・年中と療育施設の通園に行きました。

年長の1年は、地域の園で健常児と同じ場所で過ごすことを
わたしは決めました。

これまでは、
療育施設で同じように障害を持ったお子さんと、
その親の方たちばかりの環境だったので、
何も言わなくてもお互いに理解し合えました。

でも次は地域園。

障害とは無縁なお子さんがほとんどです。

「この子は自閉症です。発達が遅れています」

って言った方がいいのかな?
言わない方がいいのかな?

わたしは悩むことになりました。

わたしが感じた、カミングアウトの良い点・悪い点

価値観は人それぞれですし、
障害の程度にもよると思うので、
カミングアウトの良し悪しは
一概には言えないと思うのですが、
我が家の場合はこんなことを考えました。

良い点
・子供の特性を知ってもらえる
・言ってしまった方が、自分の気持ちが楽
・子供がみんなと同じように出来なくても、「こういう子だもんね」と理解してくれる人もいる
・「あの子、ちょっと変わってるよね」と噂されずに済む

悪い点
・カミングアウトしたせいで、打ち明けた人たちとの関係がぎこちなくなるかもしれない
・言ってしまったことで、逆に子供がいじめられるかもしれない
・障害の子供がいるということで、自分が浮いた存在になるかもしれない
・「あの子、障害なんだって」と噂されるかもしれない

良い点、悪い点を天秤にかけた時、
どちらがいいのだろう?
という問題に、答えはなかなか出せなかったです。

療育施設で他にも地域園に移る子たちがいたので、
そのママたちにも聞いてみましたが、
みんなギリギリまでなかなか決められず、
迷っているようでした。


悩んだけど、やっぱりカミングアウトすることに!

地域園に入る前に、
わたしは子供の障害のことを、
同じクラスの親の皆さんにカミングアウトすることに決めました。

「最初に言ってしまった方が楽」

これがわたしの中ではかなり大きかったです。


すごく勇気が必要

カミングアウトは、
ものすごくドキドキするし、
勇気がいります。

ただでさえ、
周りの人たちの関係性ができている中を、
全く面識のない自分たちだけが、
そこへ飛び込むのです。

さらに、
その中で重いカミングアウトをしなければなりません。

しかも大勢の前!

考えるだけで不安だし、
緊張するし、
プレッシャーがものすごかったです。


クラス懇談会でとうとうカミングアウト

クラスのお母さんたちが集まるクラス懇談会で、
子供について打ち明けることにしました。

事前に担任の先生には、
カミングアウトする時間をもらえるようにお願いし、
懇談会の最後にわたしに話を振ってもらいました。


こんなことを伝えました

・子供は自閉症で、発達が遅れていること

・これまでは、発達支援センターに通っていて、年長だけこの園に来たこと

・子供は大きな音や、泣き声が苦手なこと

・おむつがまだ取れていないこと

・コミュニケーションを取ることは難しいこと

・ご迷惑をおかけすることがあるかもしれないので、何かあったわたしに伝えてほしいこと

以上を皆さんの前で伝えました。

今、改めてこうして箇条書きすると、
あの時よく言えたなぁと思います(汗)

伝えたいことはメモ書きして、
できるだけメモを見ないで

皆さんの方を向いて話すことを心がけました。

でも、本当に緊張して、体も声も震えました。


周りの反応

カミングアウトした後、
部屋の空気はシーンとして、
周りのお母さんたちの顔が
何だか哀れんでいるように見えました。

「お通夜みたいな雰囲気になっちゃったな」
と気になりましたが、
言われた方からしたら当然のことだったと思います。

相手も、心の準備のないまま重い話を打ち明けられて、
どう反応したらいいのかわからないのです。

話しかけてくれる人も
でも、その日がきっかけで、
わたしに話しかけてくれたお母さんたちがいました。

「発達支援センターに知り合いがいますよ」
「知り合いにも自閉症の子がいます」

わたしの気持ちは救われました。

1人でも、2人でも
わたしたち親子を理解してくれる人がいることを、
本当にありがたく思いました。

そして、何よりカミングアウトしたことで、

「これで楽になるー!」

と安堵した自分がいました。


カミングアウトして思うこと。してよかった!

我が子の障害をカミングアウトして
良かったと思っています。

本当に、良かったと思っています。

カミングアウトしたことで、
子供のクラスのみんなが
自然とフォローしてくれるようになりました。

また我が子もそれに応えるように、
それまで人への興味が一切なかった子が、
周りの人・仲間を意識するようになったからです。

「みんなが話しかけてくれて嬉しい」

「みんなと一緒だと楽しい」

そういう感情を芽生えさせることができました。

対人面において、我が子は急成長しました。

みんなが我が子の手を引いて、
助けてくれる姿は本当にありがたく、
その姿にわたしも強く心を打たれました。

また、助け合う姿勢をみんなに伝えてくれた、
園の先生方にも感謝しかありません。

障害って、
どうしてもマイナスのイメージになりがちですが、
そういうことばかりではないな、
思い切ってみんなに伝えて良かったな。

本当にそう思います。

まとめ

  • 障害をカミングアウトすることは、良い点・悪い点がある
  • 良い点、悪い点を天秤にかけて、実際にカミングアウトするか否かを考える
  • カミングアウトした方が、親は気持ちが楽になる
  • カミングアウトには勇気がかなり必要だが、理解してくれる人も現れる
  • カミングアウトされた側は、最初は戸惑うものである
  • カミングアウトがうまくいくと、周りがサポートしてくれるようになる


以上が我が家のカミングアウト体験談でした。

これからの子供の長い人生、
1人でも障害への理解をしてくださる方が増えるよう、
わたしも親としてできることを頑張りたいと思います。


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