【自閉症・知的障害の子育て】発達支援センターから地元の一般の保育園に変えたワケ

自閉症のわが子を発達支援センターから地元の一般の保育園に変えたワケ 自閉症・発達障害
自閉症のわが子を発達支援センターから地元の一般の保育園に変えたワケ

わたしの子供は自閉症で、知的障害もあります。

2年間通った発達支援センターから、
地域の一般の保育園に変え、
年長の1年を過ごしましたに変更しました。

それまでの過程や、
地域園に変わってよかったことをお伝えします。


1. 地域園に行こうと思った理由

このままではオムツが取れない

わたしの子供は年少と年中の2年間は
発達支援センターに通園しました。

正直、なかなかオムツが取れませんでした。

発達支援センターでは、
トイレトレーニングのために布パンツを履いていたのですが、
家に帰るまでずっと、おしっこを我慢していて
トイレトレーニングになりませんでした。

家に帰っても、
オムツの中でしか安心しておしっこできず、
完全にお手上げ状態。

このまま発達支援センターにいるよりも、
環境をガラリと変えてしまった方が、
オムツが取れる可能性があるのでは?と考えました。

地域の子供たちの知り合いを作ってあげたい

子供を地域の小学校(の特別支援クラス)に
入れたいと思っていました。

そのためには、
小学校で知っている顔がいっぱいいた方が
安心できるかなと考えました。

だから、同じ小学校に通う子供たちがいる
地域の保育園に入れたいと考えたのです。


2. 園により、障害児の受け入れ体制が全く違う

快く受け入れてもらえず泣く日々

地域にはいくつか園があり、
その中の、ある1つの園に行きたいなぁと考えていました。

発達支援センターからも、
その園に子供が時々交流に行っていたので慣れているし
存在を知ってもらえているから
安心かなと思いました。

しかし、いざ
「入園したい」
と伝えると、園長先生は曇り顔。

「うちに来ても、手をかけてあげられず放っておく時もあるかもしれない」

「オムツが取れていないと、臭うから」

など言われ、快く受け入れてもらえませんでした。

それが悲しくて、悲しくて。

「障害児は普通の子たちと一緒に過ごすのは許されないのかな」
わたしは落ち込んで、泣けてしまいました。



別の園では神対応

次に、同じ地域の別の園に
「うちの子が入園したらどうなるか」
を相談をしに行きました。

その時敢えて、
受け入れてもらえなかった園で話したことと同じ内容で、
違う園にも相談してみました。

すると、

「先生が誰か必ず1人付いて見守るようにして、
全力でみさせていただきます」

「オムツが臭うのは、みんな同じですから」

そう言っていただけました。

子供を受け入れてもらえたことが本当に嬉しくて、
子供を大切にしてもらえるような気がして、
この園に子供を入園させることを決めました。

園により、
障害児に対しての考え方や対応が全く違います。

入園願書をいきなり出すのではなく、
事前に園の先生とお話することは
絶対に必要なことだと思います。

3. 地域園での先生たちとの出会い

担任の先生

子供の担任の先生は、若い男の先生でした。

うちの子は、元々若い男の人が好きで、
元気いっぱいに遊んでもらえることが嬉しくて、
環境の変化を嫌がることはなかったです。

加配の先生

わたしの子供には、加配の先生が付きました。

加配とは、
特別に支援が必要な子供がいる場合、
園長先生が市に依頼することで
プラスに配置される先生のことです。

ありがたいことに、
我が子にはマンツーマンで
加配の先生が付いてくれました。

担任の先生、加配の先生、
そして園の先生たちみんなが

「〇〇くん!」

と可愛がってくださり、
ハグして愛情を伝えてくださったりと、
先生方には本当に恵まれました。

4. 我が子に対するクラスの子供たちの反応

弟みたいな存在

これは卒園の時に、
同じクラスのお母さんから言ってもらった話なのですが、

「弟みたいに可愛い存在だった」

とクラスの子たちが思ってくれていたそうです。

「やってあげなきゃ」「助けてあげなきゃ」と、
守ってあげたい存在みたいだとそのお母さんから聞きました。

手を取り助けてくれる

運動会、発表会などは
我が子はみんなと同じレベルのことはできません。

そこで、クラスの子たちがうちの子の手を引いて、
ポジション移動の場所まで連れていってくれたり、
横についてやるべきことを教えてくれたりして、
毎回みんなでサポートしてくれました。

そういう姿を見る度に感動し、
わたしは行事の度に涙涙でした。

最初は、みんなと違うということで、
地域園でイジメられるのではと心配していましたが、
年長の子供たちには純粋な心しかありませんでした。

我が子を仲間として受け入れてもらえることがありがたく、
みんなには感謝の気持ちでいっぱいです。


5. 地域園へ変わってよかったと思うこと

オムツが取れた

地域園では、
みんなが当たり前にトイレでおしっこしているので、
そういう場所に入ったことはよかったです。

トイレに気持ちが向くまで、
そんなに時間はかかりませんでした。

療育施設で2年間かかっても取れなかったオムツが、
地域園に行ったら1カ月で取れました。

対人面で急成長できた
わたしの子供はこれまで人に興味がなく、
誰かが話しかけてもスルーでした。

でも、クラスの子たちの刺激を受けて、
子供が人を意識するようになりました。

相手の話を聞く、
みんなと同じ動きをする、
順番を守るなど、
どれも人を意識しないとできないことです。

しかし、周りの子たちのおかげで、
そういうこともできるようになりました。


感情が育つ
わたしの子供は地域園が大好きになり、
夏休みで園に行けないとイライラしていました。

そこで、園にちょっと遊びに連れて行くと、
みんなが「〇〇くーん!」と呼んでくれて、
子供の顔がパッと明るくなり、
嬉しそうにピョンピョン跳ねるではありませんか。

「みんなに会えて嬉しい」

そういう感情が子供にあることを、
この日初めて知りました。

また、卒園式の時には、
お別れがわかったみたいで、
わたしの背中に隠れてシクシクと
声を出さずに泣いていました。

「お別れで悲しい」

そんな気持ちも育っていたんだと、
驚きと共に嬉しかったです。

地域園に行っていなければ、
ここまでの感情の育ちはなかったんじゃないかなと思います。

6. まとめ

  • 園によって、障害児を受け入れる体制が全く違う
  • 事前に相談に行くとよい
  • 環境を変えてしまった方が、できないことがうまくいくこともある
  • 地域園で刺激を受けることで、対人面が急成長できた
  • いい先生といい仲間に出会い、感情の育ちがあった


今、子供は小学校高学年ですが、
いまでも時々地域園で同じクラスだった子が、
学校で子供の特別支援クラスに遊びに来てくれます。

地域園での1年間は、
たった1年でしたが、
成長が著しかった1年間でもあり、
短くてもとても濃い時間でした。

進路を変えることはとても勇気がいるし、
不安がつきものですが、
新しい出会いはわたしたち親子の宝になりました。

あの時、
地域園を選択して、
本当によかったと思っています。


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