自閉症と診断されるまでの経緯とママの気持ちの変化

自閉症と診断されるまでの経緯とママの気持ちの変化 自閉症・発達障害
自閉症と診断されるまでの経緯とママの気持ちの変化

わたしの子供は自閉症です。
知的障害を伴っています。
重度(療育手帳A判定)です。
わたしが経験した、息子が自閉症と診断されるまでの過程と、
わたしの気持ちの変化を綴っていきたいと思います。
かなりデリケートなテーマですし、
人それぞれ思いや価値観は違うので、
みんながみんなわたしと同じ思いではないかもしれません。
ここでは、わたしは基本的に長く悩むタイプではないと前置きして、
経緯をお伝えしたいと思います。

1. 思えばこんな兆候がありました

寝返りが激しすぎる
寝返りができるようになったら、
あっちへこっちへコロコロしては、壁にゴンッ!を
1日中繰り返していました。
頭を強く打つのが危なっかしくて、
壁を布団でガードしていました。
初めての子供なので、
「とっても元気で活発だなぁ」くらいにしか思いませんでした。

話しかけても一方通行
テレビを観ていて、親は子供に、「あー!〇〇(キャラクター)だね!」とか、「〇〇(動物)だね!」などと話しかけますよね。
普通は赤ちゃんだとしても、こちらをじっと見て耳を傾けると思いますが、
息子は全くスルーでした(泣)
子供と一緒にいても、自分が独り言を言っているような錯覚になり、
虚しい気持ちになったのを覚えています。

手をひらひらさせる
床に寝っ転がって、手を上に挙げて、手の甲、手のひらを交互にひらひらさせる動作を毎日していました。
「これ何だろう?かわいいな♡」くらいにしか考えていなかったのですが、
この「手をひらひらさせる」動作は自閉症の子によくある行動みたいです
(もちろんやらない自閉症の子もいると思いますし、やったから必ず自閉症という訳ではないと思います)
後に知りましたが、ひらひらさせることで、手や指の見え方が変わるのを楽しんだり、ひらひらすることで視界が変化するのを楽しんでいたようです。

タイヤをずっと回してる
プラ乗用(プラスチックでできたまたがって足でけって乗る乗り物のおもちゃ)ってありますよね。
あれをひっくり返して、タイヤを手でクルクルとずっと回していました。
「タイヤ回すの好きだな~」くらいにしか思いませんでした。
この「回す」行動も、自閉症の子が好んでやることの1つです。
(健常児のお子さんでも好きな子はいると思います)

言葉が突然消える
母子手帳を見返すと、1歳半の記録に、話せる言葉が7語ほど書いてあるのですが、
これが1歳8カ月くらいに突然消えてしまいました。
喋っていた単語を、パッタリ言わなくなったのです。
これは「折れ線型自閉症」によるものでした。

耳を塞ぐ
両耳に指を突っ込んでいることが多かったです。
後に音過敏であったことがわかりました。
そうとは知らず、耳が悪いのかと耳鼻科で診察を受けてしまいました。
掃除機の音や泣き声などが苦手で、聞こえないように耳を塞いでいたみたいです。
また、別バージョンもあり、両耳に突っ込んだ指を出したり入れたりを繰り返していました。
そうすることで聞こえ方の変化を楽しんでいたようです。

2. 1歳半検診で別室に通される

居住している市の1歳半検診では検査が全くできず、
保健師さんとのコミュニケーションも一切取れませんでした。
検査にならず、別室に呼ばれました。
そこには心理士さんがいて、おもちゃやすべり台などがあって遊べる空間がありました。
心理士さんが子供の様子を見て、ある場所へ行くようにわたしに提案したのです。

3.発達支援センターに通い始める

1歳半検診で、市の「発達支援センター」を案内されました。
発達支援センターとは、発達に遅れがあったり、心配事がある子供が通う施設です。
わたしは子供と一緒に通うところを紹介されました。
そこはクラス分けになっていて、担任の先生もいました。
トイレトレーニングの時間、散歩やシャボン玉など日中活動の時間、おやつ又はお弁当の時間、絵本や紙芝居の読み語りの時間など、1日の流れが決まっていました。
ここではわたしと同じように、子育てに悩む人たちが集まっているので、自然とママ友ができました。
子供も楽しめるし、わたしも他のママと話せて気晴らしになるし、先生も子供が泣いたり嫌がる時にはフォローしてくれるので、「ひとりじゃない」と安心して過ごせました。

4. 自閉症と診断される

3歳を前に、息子は児童精神科医から
「精神発達遅滞 自閉症」と診断されました。
2時間ほどの発達検査、児童精神科医の問診により確定されました。
その時のわたしは、ネットで調べてある程度覚悟ができていたので、「そうですよねー」と納得した気持ちでした。

5. 自閉症確定前後で親の気持ちは変化する

わたしはのんびりした性格なので、「もしかしたらこの子は自閉症かも!?」と疑うまでかなり時間がかかりました。
診断前の2週間くらいが、ネットでいろいろ調べては行く先が不安になり、一番モヤモヤしました。
しかし、いざ診断がつくと、急に吹っ切れてしまいました。
「自閉症だからと悩み悲しむのは、この子の存在を否定するような気がして違う気がする」
「診断されたからといって、昨日と今日、明日からだって何も変わらない。この子は変わらずこの子、わたしは変わらずわたし。」
思ったのはそれだけでした。
もう前を向く以外ありません。
子供に対して全力を注ぐということは、障害のある、なしは関係のないことだと今でも思っています。

6.まとめ

  • 自閉症の兆候は、赤ちゃんの頃からあったが、初めての育児で、全てこんなものだと思い、おかしいとは全く疑わなかった
  • 1歳半検診で、発達障害の兆候が見られた子供は発達支援センターに紹介された
  • 万一、子供が自閉症だと診断されても、仲間も、助けてくれる人も現れる!ひとりじゃない!
  • 障害だって、健常だって、親が子供に全力を注ぐということは変わらない

発達障害は、早期発見・早期療育が大切です。
心配な場合は専門家に相談をしてみてくださいね。

障害児の子育ては、もちろん大変なこともあります。
でも、できないことが多い分、できた時の喜びはとても大きいです。
つらいことばかりではない、わたしはそう思っています。


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